10/03/2011

RACE


昔、信号で2台の車、単車が並ぶとかならずレースが始まった。

信号から信号までの間隔でスピードを競う。
シグナルグランプリ。

まるで高橋国光や星野一義になったつもりで。

早朝の峠、深夜のハイウエイでも何処からともなく
スピードの魔力に取り憑かれた者達が集まり競い合う。

勘違いかもしれないがレースって自分自信との戦いのような
気がしていた。

そしてあこがれの最高峰がサーキットレース。
最速マシンの乱舞。
Formula One World Championshipだ。

二キー・ラウダの駆るフェラーリ312T2
ロータス78の斬新なデザイン。
アラン・プロストのマクラーレン・MP4

スター選手もマシンも滅茶苦茶カッコ良くてたまらなかった。

1960年から徐々に盛り上がり1990年代にはピークとなった
モータースポーツ人気もHONDAのF1撤退を皮切りに
不況の風に吹かれてその他のメーカーも次々と
4輪レース界から退いてしまった。
そして先月。
HONDAはF1と並ぶ世界最高峰の四輪レース「インディカー・シリーズ」の
日本開催に今年で幕を下ろした。

なぜ日本の大企業はいつもお金、
商業主義、合理化が第一なのでしょうか。
名誉や文化継承は二の次なのでしょうか。

HONDAには、レースに情熱を燃やした創業者の本田宗一郎氏のDNAが
脈々と受け継がれてきたはずです。
偶然にも俺の生まれた昭和39年に日本メーカーとしてF1に初参戦。
活動休止時期はあったが、72回の優勝を果たした。
メーカーも選手も世界に誇れる偉業を成し遂げて来たのです。
そんな日本のすばらしい日本のモータースポーツ文化が
消えそうな事はとても残念で
EVでもHVでもなんとかがんばってほしいものです。

そんな事を考えていた矢先
元HONDA RACING の現役レーシングドライバーに出会いました。

MANUALLABOURとMOTOR RACING。

来年に向けて面白い企画が始まりそうです。


つづく