昨夜のような雷と豪雨の夜中は大きめのヘッドフォンを装着してライムをたっぷり絞ったジントニックを横においての映画鑑賞が好きだ。
「シンシナティキッド」1965年
監督:ノーマン・ジュイソン
出演:
スティーブ・マックィーン(シンシナティ・キッド)
アン・マーグレット(メルバ)
カール・マルデン(シューター)
エドワード・G・ロビンソン(ランシー・ハワード)
20代の頃繰り返し見たはずなのに冒頭のレイチャールズの歌から始める葬式シーンで踊る黒人たちのコンポラウエアーの格好良さに改めて感心したり、煙草を止めたからかもしれないがギャンブラーの頂点「ザ、マン」ランシーハワードのシガーの嗜み方、ブランデーの呑み方、また挑戦するキッドを演じるスティーブ.マックィーンのグリーンパッケージのラッキーストライクの吸い方マッチの使い方など、渋くてカッチョ良い細かい仕草に思いっきり感心させられた。
なんだか喫煙という大事な大人の小道具を健康と引き換えに失ってしまった事、
少し残念に思った。
そして「勝者の美学と敗者の美学」
どちらにも憧れた。