蔦屋書店
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GINZA SIX
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美術手帖
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ゆったりとしたお正月の三ヶ日からすでに10日が過ぎて、また変わらずに日々の仕事と暮らしに戻りつつあります。
今年、やってみたいこと。たくさんあります。
1)記憶にある童謡の歌詞を調べ、写し覚える。
2)星めぐりの旅をする。
3)いつでも動けるように溜まり溜まった我楽多を整理処分。
そんなことを考えながら昨日は元旦に行けなかった墓参りに行ってきました。
粉雪が舞う中、白い息を吐きながら深草そして京都三条。
古い町家や仏閣の太い柱、石畳、そして大松の苔を観ていると心が潤いとても贅沢な気持ちになれます。
営魄を載せ、一として抱き、能く離すこと無からんか。
気を専らにして柔を致して、能く嬰児のごとくならんか。
大きな自然と自分の仕事とをもっともっと密接できないものかなあと深く深く考えました。
12月はやはり時が過ぎるのが早いですね。気がつくともう27日。
アトリエ本店は明日で本年最後の営業となりました。
生地商や工場もだいたい明日までなので、あとは新型のサンプル用型紙のコピーカット作業と年明けにすぐにオーダーシャツとジャケット作成に掛かれるように生地を手配したらおしまいです。なので今日は少しバタバタしますが明日はもうお掃除と整理整頓しながら皆様のご来店をお待ちしております。
そして今夜はユニフォームを作らせていただいている佐渡裕とスーパーキッズオーケストラの卒業生たちで構成されたスーパーストリングスコーべの2年ぶりの定期公演です。松方ホールで弦楽大音に包まれてきます。とても楽しみです。
ということで本日は17時までの営業とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
「指がなければ月を指すわけには行かぬが、指と月を間違えては大変である。」
ジムの帰り道、川沿いから橙色の大きな月を見て鈴木大拙の言葉、さらに龍樹菩薩の「指月の譬え」を思い出しました。ふと思い出しただけで、そのあとどうこう思いに耽ることはなく、土曜日夜にゆういつ楽しみにしている「男はつらいよリマスター版」を夕餉をいただきながら笑い楽しみました。
寅さんのことば使いや立ち居振る舞いは決して上品ではありませんが、映画が終わると実はあんな気遣いや優しさがあったんだなあと寅さんの思いの真理に気付かされます。ここにも「指月の譬え」か。
やるなあ山田洋次さすがだなあと首を振りながら納得してニヤニヤ阿呆みたいな顔で酒を飲む。そんなのんきな僕は目標とする「生きることの芸術家」になれるのだろうか。
翌朝、猫はすでに「生きることの芸術家」だと確信しました。
急に寒くなるとお日様の無償の恵が心よりありがたく思います。
真夏の間はあんなに雲や夕立を待ち望んだのに人間は本に勝手な生き物ですね。
花無心にして蝶を招き蝶無心にして花を尋ぬ
花開く時蝶来たり蝶来る時花開く
吾もまた人を知らず人もまた吾を知らず
知らずして帝則に従う
良寛の好きな歌で、時々自然に対して傲慢になりそうな僕の心をコラッと戒めてくれます。
帝則とは、自然をつかさどる神様の定めた規則だと思います。
それは小さなアトリエのベランダでも毎日感じることができます。
忘れてはなりませんね。